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アリエッティ

仕事がお休みの日はゴロゴロ体を休めてたいのが本音ですが、重くなりがちな腰をあげて、行ってきました、アリエッティ。 
  
率直な感想を言わせてもらうと・・・地味でした。
背景の設定も曖昧だし、ストーリーにそれほど起伏もないし、大人の私にとっては突っ込みどころ満載で消化不良。
が、もちろん子供たちは単純に「楽しかった!」のだそうです。
映画は楽しんでこそ、ですから。
楽しんでくれてよかった。
お休み返上で連れてきた甲斐がありました。

アリスインワンダーランド

観てきました。家族全員で。
午前中に映画館について、ようやく16時の回のチケットがとれたという。。。
ティム・バートンってこんなに人気あったっけ?
万人受けしてしまってはバートン映画じゃないような気も。。。

今回も3Dで観ました。
まだまだ3Dって発展途上の技術のように思うので、3Dで観る必然性ってないような気もするんですが、チケットを買う段になるとつい3Dにしてしまう。。。
3Dは2度目なので、子供達も慣れたもの。
バートン映画の毒味が子供にはきついかなぁという心配もあったけど、ミニコもクライマックスのモンスターが出てくるとこだけ泣いてましたが、あとは楽しかったとのこと。

大人の目線からは、3D、ティムバートン、ジョニーデップ・・・いろんな要素が盛りだくさんで「1+1=2+α」じゃなく、「1+1=2以下」に薄まっちゃった感があったのが残念。
期待しすぎたのかもしれませんが。

子供の頃から親しんでいるアリスの物語の不可思議ワールドと、ティムバートンの世界観の融合は素晴らしかったし、大人になりかけのその後のアリスを主人公にしたストーリーという発想もナイスだったと思うんだけど、物語としての厚みに欠けたというか・・・もっと良くできたんじゃないかなと思わされてしまいました。

同時にトロ様の「ウルフマン」もやってたけど、さすがに子供と一緒には観れないしなぁ。

かいじゅうたちのいるところ

 映画「かいじゅうたちのいるところ」みてきました。

子供の頃から大好きなモーリス・センダックの絵本が原作で、監督がこれまた大好きなスパイク・ジョーンズ。
期待もひとしおでしたが、「マルコヴィッチの穴」のように、奇想天外なストーリーをがっちりリアルな世界に着地させる力量は、さすがスパイク・ジョーンズ!!
主演の子役、マックス君のナチュラルな演技も光ってたし、とくにシングルマザーのお母さんの必死な感じが今の自分とリンクして、胃が痛くなるほどでした。

チビスケもミニコも最後までちゃんと見てたし、おもしろかったとは言ってましたが、たぶん95%以上理解できてないだろうなぁ。
カールじいさんみたいなわかりやすいドキドキハラハラはないし、ティム・バートンみたいなカラフルでファンタジックな世界観でもないし、ハッキリ言って子供向きの映画ではないです。
原作のストーリーは、ママに叱られて、想像の世界に家出して、かいじゅうたちの王様になって、でも寂しくなってママの元に帰ってくるっていうシンプルなストーリーなんだけど、映画ではいきなりかいじゅうたちは人間関係(かいじゅう関係?)で揉めてるという。。。
「アバター」が好調なこのタイミングに、大掛かりなCGもない荒涼とした自然の中に着ぐるみのかいじゅうと子供が繰り広げる物語は地味だし、スパイク・ジョーンズって誰?って人には全くウケないんだろうなぁ。
現にかなりガラガラだったし。

でも、いい映画です。
私は大好きだし、センダックが唯一制作を許可したっていうのも納得の作品だと思います。


なんとか気兼ねせず親子で映画館に行けるようになってきました。
エンドロールを眺めながら「この映画をつくったたくさんの人の名前が書いてあるんだよ。」と言うと、「ふーん」と言いながらちゃんと最後まで見ているのがうれしいです。
自宅でDVD鑑賞も悪くないけど、映画館でちゃんと映画を見るってことをこれからも続けていきたいなぁ。私自身、子供の頃映画館で見た映画はすごく印象に残ってるし、時代は変われど、彼らの人生にも多かれ少なかれいい経験として残るんじゃないかなと思うので。

カールじいさんの空飛ぶ家

 そういえば、8月に「ナイトミュージアム2」で映画館デビューしたチビスケミニコ。
案外最後までちゃんと見てくれたので、気を良くして今回は「カールじいさんの空飛ぶ家」を見に行ってきました。

今回はなんと3D。
3D映画ってオカンにとっても初めてで、3D用のメガネ渡されてますます子供達がちゃんと見れるのか不安だったけれど、今回も最後までちゃんと見れました。ホッ。
親子3人そろって、タモさんサングラス状態なのはなかなか笑えましたが。

まるでフィンガー5。。
ちなみに映画館ではちゃんと子供用の小さいのを貸してくれました。

映画はというと、回想の「静」の部分と、現在の「動」の部分の描き方のメリハリが効いてて、「そんなワケあるかいっ!」って突っ込みたくなるような現実離れした展開もあり、サラッと描いてるけどすごくリアルでシリアスな部分もあり、さすがによくできた作品でした。

子供は、風船で家が飛ぶシーンでワァ〜ッ!!とテンションあがって、いろんなスッタモンダにハラハラして…飽きない作りになってるし、後半の冒険ムードがとにかく楽しかったんじゃないかな。
でも私の方は、いつの間にかカールじいさんの亡き奥さんの視点で見てしまってて、思ってた以上に泣きました。人生って、夢って、夫婦って…大人が見ても十分感じるところの多い映画です。

なるべくネタバレしないように書いたので、まだ見てない方は是非!
最後に、3Dである必然性は…あまりなかったかも。
もちろん立体的なグラフィックはきれいでしたけどね。

次は来年公開の「かいじゅうたちのいるところ」。
大好きな絵本の映画化!しかも大好きなスパイク・ジョーンズ!
親子共々今から楽しみにしてます。

ぼくらのミライへ逆回転

笑えます。

ジャック・ブラック大好き。
ムキになった時の目が好き。
しかもゴンドリー監督。
前半しっかり笑わせといて、ラストはまるでニューシネマパラダイス。

心が疲れている人にオススメ。

ナルコ



ナルコレプシーという睡眠障害、簡単に言うと居眠り病の主人公の物語。

予想以上の面白さでした。
シュールなストーリーはもちろん、夢の場面ではCGや大掛かりなアクションシーンもある反面、現実の場面では限られたセットで予算絞ってて苦労が伺えるし、カットごとの構図も秀逸。
ハリウッド並みにエンタテインメント性のあるつくりなのに、フランス映画らしいテンションを貫いてるところもまた好感がもてて。

夢と現実の人生の哀しいギャップ。
ある人が真剣にみる夢も、他人にとっては身勝手だったり、アホらしかったり。
とくに大人の見る夢は、夢というより欲という方が当てはまってしまう哀しさ。
自由に純粋に思う存分夢を描くのは、子供時代の特権なのね。

でも実在のこの病気にかかっている人にとっては、
この映画はシャレにならない過酷な現実なのかも。

かもめ食堂

久々に自分が見たい映画を見よう!ってことで、第1弾の「かもめ食堂」。
巷の評判は悪くなかったようですが、すいません、私はちょっと物足りなかったです。
小林聡美、北欧、好みのアイテムは揃ってるんですがね。
原作を読んでいないのでなんとも言えないけれど、原作の空気感に忠実にがんばったら、映画としては味が薄くなりすぎちゃったのかなぁ。
日本映画にありがちな独特な居心地の悪い間を所々に感じてしまいました。